事業紹介 ー保養事業(佐渡・へっついの家、週末自然体験など)

●「へっついの家」って?
新潟県佐渡島にある築100年の古民家です。2011年の福島原発事故がきっかけで、福島の子どもたちの健康づくり、保養、自然・暮らし体験の場所として活動が始まりました。

●「週末自然体験」って?
福島や東北の困難を抱える親子や障がい児を対象に自然体験教室を行います。現在のコロナ禍でこもりがちの子どもたちに緑豊かな場所で、のびのびと遊び、様々な自然体験をしてもらおうという企画です。

●どんな活動をやっているの?
へっついの家では、みんなで共同生活をしながら海や山で遊びます。また、畑仕事やまき割り、風呂たきなどの手伝いもあります。他に音楽や工作、健康作り体験などもあります。
一日の暮らしは、朝、起きたらふとんあげと掃除、ご飯を食べたら朝のミーティング。午前中は海や山に行き、お昼ごはんを食べたら午後は自由です。夕方からはお風呂を湧かして入り、晩ご飯を食べたらお茶わんを洗い、夜のミーティングをします。皆でその日のことを話し、最後は歌を歌って眠る、という流れが基本です。

週末自然体験では、毎月一回ほどのペースで、おもに郡山市、猪苗代町周辺で森林散策・餅つき・ホタル観賞会・芋ほりなどの自然体験を行い、子どもたちに自然や大地とのつながりを感じられるような活動をしています。
基本的に現地集合・現地解散として、郡山市を中心に交通費などの負担の少ない範囲での活動をしています。

●ところで、「保養」ってなに?
2011に福島原発事故が起き、広く放射性物質が飛び散り多くの人が被ばくました。そのために健康を守るために、1)線量の低い所で体を休ませる、2)体に入った放射能を排泄する、3)福島など放射線量の高い所でやりにくくなった野外活動などを行うというものです。佐渡でのんびりする、汗をたくさんかく、泥遊びや木や花に触れたりすることで元気になっていく活動です。

●どうやったら利用できるの?
へっついの家では夏休みなどを使ったキャンプを年、60日ほど開催し参加者を募集していますが、通年でどなたでも利用できます。親子での利用、合宿や研修などで使うこともできます。

週末自然体験では、このホームページや郡山市市民活動サポートセンターの登録団体のお知らせでチラシを掲載し、電話やメールでの受付を行っています。

●スタッフはどんな人がやっているのですか?
国内外の登山や自然体験のベテランや有機農業の経験者、また、福祉や子育て支援、自然医学の関係者が企画、運営を担っています。

●2022年の事業計画を教えて下さい
へっついの家保養事業
・「春の暮らし・自然体験キャンプ」 (3月26日~4月2日) 定員15名
・「家族保養キャンプ」 (4月30日~5月8日)
・「夏の暮らし・自然体験キャンプ」 (7月30日~8月21日)
・「冬の暮らし・自然体験キャンプ」 (12月26日~1月3日)

週末自然体験事業
・毎月一回程度、イベントを企画し、参加者を募集しています。